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2006.01.19 Thu
宇和島署 誤認逮捕の国賠請求
真犯人がいた誤認逮捕なのに、国家賠償を否定しました。

引用
出典:宇和島署誤認逮捕の国賠請求を棄却 松山地裁ー2006/01/19(木) 愛媛新聞

1999年、北宇和郡(現宇和島市)の会社員男性(56)が窃盗容疑で宇和島署に誤認逮捕され、松山地検宇和島支部が起訴した事件で、男性が国と県に慰謝料など計約1000万円を求めた国家賠償請求訴訟の判決が18日、松山地裁であった。沢野芳夫裁判長は「自白を強要したとは認められず、捜査に違法性はない」などとして請求を棄却した。原告側は判決を不服として控訴する方針。
以上愛媛新聞より引用


まったくの別人が真犯人であったことが、わかって無罪判決になった事件ですが、

もと刑事事件の起訴事実を、読んだだけで変な事件です。

1被告人は1998(平成10年)10月上旬ごろ、宇和島市内の知人女性方で、女性所有の普通貯金通帳1通(預金額51万6334円)を窃取した。
2 同年12月下旬ごろの午後7時ごろ、女性方で印鑑1本(2万0500円相当)を窃取した。
3 1999年(平成11年)1月8日午後零時14分ごろ、同市のえひめ南農協本所で普通貯金払戻金名下に現金50万円をだまし取った。

金を欲しい男が、10月下旬と12月下旬に通帳と印鑑を分けて盗むのがおかしいし、
盗んだのなら即払い戻しに行かないといけないのに、翌年に持ち越すのはさらにおかしいわけです。

こんな起訴状を作った検察官はどうかしてますね。

まさに、見込み捜査(被害女性の知人という見込み)・別件逮捕(印鑑1本の窃盗容疑で逮捕)という違法捜査杜撰捜査そのものです。

自白を強要してないというけど、それならなぜこんなバカバカしい事態が発生したのでしょうか?
捜査側が一生懸命してまちがったというならまだしも、単なる一丁上がり式に裏づけも取らず、不合理な自白そのままに捜査続行起訴したのは重大な過失でしょう。
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