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2010.12.21 Tue
家系図
引用
出典:家系図は事実証明書類にあたらず 行政書士法違反の被告に逆転無罪 最高裁ー2010年12月20日 産経新聞
行政書士の資格がないのに家系図を作成して報酬を得たとして、行政書士法違反罪に問われた花香(はなか)雄介被告(28)の上告審判決で、最高裁第1小法廷(宮川光治裁判長)は20日、「家系図を作成した行為は行政書士法に違反しない」として、懲役8月、執行猶予2年とした1、2審判決を破棄、無罪を言い渡した。逆転無罪が確定する。

 争点は、作成された家系図が行政書士の資格を要する「事実証明に関する書類」にあたるかだった。
 同小法廷は「問題となった家系図は、個人の鑑賞や記念のために作成されたもので、対外的に意味のある証明文書としての利用は予定されていなかった」と指摘。そのうえで「依頼者の身分関係を表示した書類ではあるが、事実証明に関する書類にはあたらない」との判断を示した。

 判決によると、花香被告は平成18~19年、行政書士の資格がないのに、依頼を受けて6通の家系図を作成、計約90万円の報酬を得た。家系図は戸籍の内容を図にして、出生や死亡、婚姻の年月日などを記載。掛け軸のような巻物状で、桐箱に納められていた。
 1審釧路地裁網走支部は「不正確な家系図は社会生活に混乱を招き、事実証明に関する書類にあたる」として有罪とし、2審札幌高裁も支持していた。
 
以上産経新聞より

「家系図」をインターネット検索すると、行政書士事務所が開設している「家系図作成サービス」のサイトがたくさん出てくる。
戸籍を収集して、見栄えのする家系図(額とか掛け軸とか巻物とか)を作ってくれるらしい。
収集の範囲・表装の質に応じて、5万円くらいから30万円くらいまであるようだ。

戸籍を他人に代わって調べるとなると法律専門家によるしかない。
戸籍の身分関係を読み解いて、法的に正しい関係図を作成するのも法律専門家によるしかないだろう。

しかし、すでにある関係がはっきりしている家系について、見栄えのよい掛け軸を作るのなら、表具屋さんにお願いしてもできるだろう。
それを見て、身分関係(法律関係)を判断する人もいないだろう。

今の世の中で、「家系図」になにが求められているのだろうか?
鑑賞対象でしかないのかもしれない。
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