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2010.03.04 Thu
公正証書遺言
引用
出典:「公正証書遺言」の効力を否定 宇都宮地裁判決ー2010年3月4日産経新聞
死亡した父親の遺言書による土地所有権の移転は無効だとして、宇都宮市の男性(50)が土地の移転登記抹消を求めた訴訟で、宇都宮地裁(竹内民生裁判官)が、公証人が作成した遺言書には効力がないとして、原告の訴えを認める判決を出したことが4日、分かった。公証人が作成した公正証書の効力が否定される判決は、全国的にも珍しいという。
 判決によると、遺言書は末期がんで父親が亡くなる前日の平成20年10月22日に作成され、父親の知人女性に土地や建物を贈与するという内容となっていた。
 竹内裁判官は「父親は末期がんで意識レベルが低下しており、公証人の問いかけに対し、声を出してうなずくのみだった」と指摘し、民法で定められた遺言の条件となる「口授」を満たしていないと判断、遺言を無効とした。


遺言は、その効力が問題となる段階では、ご本人は死亡してしまっているので、問題が起こらないように、要件がきびしく定められています。公証人が作成する公正証書遺言はもっとも要件がきびしいので、後日、その効力が覆ることは稀です。
末期がんで死亡前日に知人女性に不動産を贈与するという内容からみて、ほんとうなのかどうかいう疑いが生じるケースなのでしょうね。
効力が否定されるときは、「口授」がないということがほとんどです。「口授」は、遺言する人が、遺言内容を公証人に対し、口頭で、伝えることが必要です。
遺言する人が、その内容を理解し、自分の口で、伝えることができないようなら、遺言する能力がない状態になっていたということになります。
問題になるような内容ならもっと早くに遺言しておけばよかったということでしょうか。
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