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2009.02.26 Thu
獣医師に慰謝料24万支払い命令
引用
出典:獣医師に慰謝料24万支払い命令ー2009年2月26日 読売新聞

飼い犬が死んだのは獣医師の輸血の準備不足が原因などとして、名古屋市中村区の夫婦らが、同区の獣医師に約230万円の支払いを求めた訴訟で、名古屋地裁は25日、慰謝料など計24万円の支払いを命じる判決を言い渡した。永野圧彦裁判長は、獣医師に説明義務違反があったと認め、「適切な治療を受ければ、その後も短期間だが生き続けた可能性があった。原告は自宅で生まれた犬を11年にわたり家族同様にかわいがって育てており、精神的苦痛を受けた」と述べた。

 判決によると、夫婦が飼っていた雄のウェルシュコーギーは2006年8月、精巣の腫瘍(しゅよう)を除去する手術を受けたが、12日後に死んだ。判決では、この動物病院では治療に必要な輸血用血液を用意できなかったため、原告側が準備するよう説明する必要があったが、これを一部怠ったとした。


ペットが死亡したことに対する慰謝料請求訴訟は増えているようです。
ペットを失った悲しみをペットロスといいます。
ペットを奪われた(死に追いやられた)場合の精神的慰謝料とはどのくらいなんでしょうか。
慰謝料が請求できるのは、よく「人損」 といわれる人間の生命・身体・名誉などに対する侵害に対してです。
これに対して、「物損」 といわれる、人間以外の物体に対する侵害については、その物体の再調達価格が損害になり、それさえ、賠償すれば足りると考えられています。
どれほどの愛車(愛する自動車)であれ、再調達価格を弁償すれば、それで、精神的部分も満足すべきだという考えです。
動物であっても、人間以外の物体である点は、愛車と理屈は同じでしょうが、
再調達しても、違う生命体であるいう点が大きく異なります。
ここから、愛犬や愛猫について、慰謝料が発生してくるという考えが出てきます。

この判決の24万円という数字はどうやってでたのでしょうか?
慰謝料といっても同種犬の再調達価格を越えることはないという判断があるのかもしれません。
それならば、低すぎるという気がします。
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