大阪市北区にある関西合同法律事務所 弁護士歴30年井上直行のBlog エッセイならぬdessay です
法律事務所随想 | 弁護士つれづれ | 裁判所周辺の四季 | 裁判 | 憲法 | 教育・学校 | 土地建物 | 事故 | 労働 | セクハラ・パワハラ | 家族 | 離婚 | 遺言 | 商事 | カードサラ金借金 | 消費生活 | 環境 | 被害者 | 刑事 | 書評 | 旧所名跡 | 落語・漫才 | チャングム | 未分類 | 
弁護士井上直行です
リンクです
FC2カウンター
井上直行 弁護士ブログ  関西合同法律事務所 デッセイ
≪2017.10  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30  2017.12≫
最新記事
2008.03.02 Sun
里道 りどう
引用
出典:マイ踏切の背景は「危険なのに作ってくれず、作った」ー2008年03月02日朝日新聞
現場は広島市中心部から約30キロ離れた、山あいの集落。1時間に2~4本程度の列車が走る単線のJR芸備線(広島―備中神代)に沿って農家が点在する。男性宅を含めて多くの家の前には、住民が線路を横切る里道がある。JRが踏切とは認めていない私設の生活道だ。

 すぐ近くに住む地元自治会長の佐々木武紀さん(67)は「もともと里道は何百年も前からあった道。あとから線路が出来て道が分断されてしまった」と説明した。

 芸備線の線路が敷設されたのは1915(大正4)年。住民の祖先ははるか前からこの地に居を構え、開通直後から自分で安全を確認して線路を横切る習慣ができた。

  9年前の夏、買い物帰りに両手に荷物を持ったまま里道を渡った時、線路につまずいて転倒した。「幸い軽傷で済んだが、列車が来ていたら危なかった」。それ以来、付近に踏切を作るようJRや市に何度も要請してきたが難色を示され、昨夏、正式にJRから「踏切は作らない」との文書回答を得た。これが踏切づくりに踏み切った直接のきっかけだった。

 警察での調べが終わり、実家に戻った男性は近所の家を回り、事件で騒がせたことを謝った。近所の主婦(64)は「ここの生活のつらさは住まないとわからない」。里道を渡りやすくしようとした男性の気持ちを住民たちは理解しているようだった。

 線路を横切る里道は全国のローカル線に存在する。里道を踏切に「昇格」させることを求める住民運動も各地で起きているが、JRは「事故防止のために平面で交差する踏切は新設しない」との方針で、認められるケースはほとんどない。

 かといって、JRは生活道として定着している里道をフェンスなどで封鎖する強硬策をとることもできず、最寄りの踏切への迂回を呼び掛ける看板を設置する程度の対策にとどまっている。

 芸備線を抱えるJR西日本広島支社は「危険であり、近くの踏切を利用してほしいが、生活を脅かすことになるので『里道を絶対に渡るな』とまでは言えない」(広報担当)と話す。

以上朝日新聞より引用

里道(りどう)は、明治時代以前に、人々が往来した通路で、明治時代に、旧土地台帳が作成されたときにその付属地図上に、無番地で赤色の長狭線で記入された土地(赤線あかせんという)です。
これについては、民間の所有を許さず、国有財産とされ、国が管理してきましたが、平成17年3月以降は、市町村に譲与されました。
里道(赤線)は、国(市町村)の許可なく、なんびとも、処分できません。

ですから、国鉄が線路を通して、里道を横切っても、その部分の里道がなくなるわけではありません。そこは里道のままです。なんびとも自由に通行できます。国鉄(現JR)が危ないから通行するなという権限はありません。

ところが、線路は線路で、列車運行の安全という見地から、法律で守られていますので、線路に工作を加えることはできません。

里道通行の権利と列車運行の安全とが微妙に対立した事案です
スポンサーサイト

テーマ:本日のニュースより - ジャンル:政治・経済
土地建物    Comment(0)   TrackBack(0)   Top↑

Comment

管理者にだけ表示を許可する

Top↑

TrackBack
TrackBackURL
http://kansaigodo.blog42.fc2.com/tb.php/260-627b80bc

Top↑