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2006.07.08 Sat
親子
親子ってなんでしょうか?

以前、僕が、依頼を受けた遺産分割協議の事件では、3種類の子どもが遺産を争いました。
第一子が長男で養子、第二子が長女で実子、第三子が次女で非嫡出子です。
なぜこうなったかというと、被相続人である父は、永年 実子が誕生しなかったのでした。この地方には、養子をもらうと実子が生まれるという言い伝えがあり、男の子を養子(長男)にもらいました。すると数年後言い伝えどおり、妻に女児(長女)が誕生したのです。オレにも子ができると喜んだ父は、不倫をして、女児(次女)を設け認知したのです。

父死亡後、苦労して事業を継いだ長男とわがままに育てられた長女と不遇であった次女とが相続争いをしたわけです。

養子・実子・非嫡出子の3種類といいましたが、
もうひとつの種類があります。
“藁の上からの養子”といいます。
幼子を養子として届け出るのではなく実子として届け出る形で親子関係を作る方法です。

この場合には、相続争いの際に、養子ではない!実子でもない!
だから相続権がないという争い方をされるおそれがあります。

引用
出典:長年「実子」の養子、親族の縁切り要求を最高裁退けるー2006年7月7日 読売新聞

養子にもかかわらず戸籍上は実子として長年育てられた子に対し、親族が縁を切るよう求めることが認められるかどうかが争われた二つの訴訟の上告審判決が7日、最高裁第2小法廷であった。

 同小法廷は、「実の親子と同様の生活の実態があった期間の長さや、親子関係が否定された時に子が受ける不利益などを考慮すると、(縁を切るよう求めることは)権利の乱用にあたる可能性がある」と述べ、親子関係を認められないとした1、2審判決を破棄、審理をそれぞれ東京、広島高裁に差し戻した。
以上読売新聞から引用


“藁の上からの養子”が親が死亡してしまい、戸籍上の養親子関係を形成できない状況下で親子関係を争われる場合に一定の歯止めをかけたということでしょうね。
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