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2006.07.07 Fri
川西市立中学校熱中症死亡事件
判例タイムズ2006年7月1日号に、熱中症死亡事件の判決が掲載されています。

ちょっと不思議に思ったのが、判決日が平成15年6月30日だということです。
日が経ちすぎている気もします。
気になるので、読んでみました。

神戸地方裁判所平成15年6月30日判決(確定)

事案は、平成11年7月27日の兵庫県川西市立中学校ラグビー部の早朝練習中に中学1年生男子が熱中症となり、翌日多臓器不全で死亡したという事件です。

判決は、
本件事故当日は,
熱中症の発生を注意又は警戒すべき気象状況にあったこと,
顧問教諭は日射病発生の危険につき一応の知識を有していたこと、
生徒は午前7時30分ころには通常人であれば容態が悪いことを容易に認識できるほどに明らかに異常な兆候を示していたこと
顧問教諭はそのような状態をよく観察していたこと
生徒自身が顧問教諭に対し直接体調の悪いことを訴えていたこと
等を総合をすると、遅くとも午前7時30分ころには、顧問教諭において
生徒が熱中症を発症しているおそれを十分に予見ないし認識できたはずであったと認められる。

と予見可能性を認定しています。

ご両親が、
先生はぼくらを守らない―川西市立中学校熱中症死亡事件 / 宮脇 勝哉、宮脇 啓子
という書籍を自費出版されています。

刑事事件は、
ご両親が顧問教諭を告訴しますが、
神戸地方検察庁が不起訴処分(嫌疑不十分)としました。

ご両親の申立を受けて、神戸検察審査会が不起訴不当と議決し、
最終的には顧問教諭は業務上過失致死で略式起訴され罰金50万円の刑が確定したそうです。

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