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2006.05.24 Wed
パワーハラスメント
事務員:センセェ 読売新聞の記者の方から 
    把和原さんのこと 聞きたいって電話入ってます

井上:把和原さんってだれやねん
   まあええわ 繋いで

記者:井上先生ですか 読売新聞松江支局の○○です

井上:初めまして

記者:はじめまして 
   ブログを拝見したんですが、パワハラのことお尋ねしたいんです

井上:把和原さんじゃなくてパワーハラスメントのことですか

記者:明日5月25日松江地裁で判決あるです
   先生のコメントをいただきたいんです

井上:コメントって言っても・・
   事件もわからんし

記者:訴状をお送りしようと思ったんですが、明日のことでして

井上:原告は男性ですか

記者:女性です

井上:それなら上司は女性ですか

記者:上司は男性です

井上:それなら、パワーハラスメントの側面より
   セクシャルハラスメントの側面が強いんじゃないかね

記者:訴状ではパワーハラスメントを訴えていますし、
   私は勝つと踏んでいるんですが

井上:裁判官とすれば、セクシャルハラスメントの方が判決を書き易い
   でしょう。
   パワーハラスメントの場合には、実はいじめであっても
   部下が能力に劣るとか、上司として指導をしたのだとか
   抗弁が出やすし、認定は簡単ではない傾向にあるでしょう

記者:パワーハラスメントを認定した事例が少ないようですが、
   明日の判決が認定したら社会的意義はあるでしょうか

井上:判決で新聞に出るのは少ないですね
   社会的意義は高いと思いますよ

記者:先生のコメント書いてもいいですか

井上:僕の名前なんかだれも知りませんよ
   山陰法科大学院の労働法の教授のコメントをもらった方が
   いいんじゃないですか

記者:お願いします

井上:判決がパワーハラスメントを認定して勝つんだったら
   いいですよ


さて、松江地裁の判決はどうなったんだろうか?

引用
出典:部下への「商売女」発言で11万賠償命令ー日刊スポーツ2006年5月25日

松江市のくにびき農協の女性職員(37)が、上司の嫌がらせで休職に追い込まれたとして、上司と農協に2150万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、松江地裁は25日、「帰宅の遅れを注意した『夜の商売女』との発言は不穏当」として上司らに11万円の支払いを命じた。

 太田雅也裁判官は判決理由で「発言は女性としての人格をおとしめるもので、社会通念上許されない」と述べた。その上で、女性が受けた精神的苦痛の慰謝料額は10万円が相当だとした。

 女性は、上司の地位を利用した私生活や服装に干渉するなどのさまざまなパワーハラスメントでうつ病になったと主張していた。しかし、太田裁判官は「上司と部下の日常的なコミュニケーションにとどまる」などとして健康被害との因果関係を否定し、請求の大半は退けた。

 判決によると、上司は01年6月、営業活動で帰宅が遅くなった女性に「夜の商売女みたいだな、早く帰れ」などと言った。
以上日刊スポーツより引用

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