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2006.04.26 Wed
犬おばさん
騒音おばさんやゴミおじさんが話題になっていますが、
これは犬おばさんなのでしょうか?

「女性弁護士」という肩書が引っかかりますね。

引用
出典:狂犬病注射せず弁護士書類送検 「押収した犬返すな」ー2006年4月26日 読売新聞

奈良市東登美ヶ丘の女性弁護士(70)が飼い犬に狂犬病予防注射を受けさせなかったとして狂犬病予防法違反容疑などで書類送検された事件で、女性が住む東登美ヶ丘1丁目自治会(古川充伸会長)は25日、地検に対し、「また犬が繁殖し、汚物の悪臭などが心配だ」として、奈良西署などが押収した犬を女性に返還しないよう求める要望書を提出した。住民らは女性を相手に損害賠償請求訴訟を起こすことも検討中という。
以上読売新聞より引用


押収された犬はどうなるんでしょうか?
犬の登録をしていなかった・狂犬病予防注射を受けていなかったという容疑(刑罰は3万円以下の罰金)でしょうから、犬自体を留置しておく必要はないでしょうね。
しかも、犬は生き物ですから留置しておくのも大変でしょう。

刑事訴訟法第123条
「押収物で留置の必要がないものは、被告事件の終結を待たないで、決定でこれを還付しなければならない。
2 押収物は、所有者、所持者、保管者又は差出人の請求により、決定で仮にこれを還付することができる。」

基本的には、所有者が所有権を放棄しない限り、返すしかないでしょう。


ほかに方法はないんでしょうか?

狂犬病予防法第6条
「1 予防員は、第4条に規定する登録を受けず、若しくは鑑札を着けず、又は第5条に規定する予防注射を受けず、若しくは注射済票を着けていない犬があると認めたときは、これを抑留しなければならない。

7 予防員は、第1項の規定により犬を抑留したときは、所有者の知れているものについてはその所有者にこれを引き取るべき旨を通知し、所有者の知れていないものについてはその犬を捕獲した場所を管轄する市町村長にその旨を通知しなければならない。

9 第7項の通知を受け取った後又は前項の公示期間満了の後一日以内に所有者がその犬を引き取らないときは、予防員は、政令の定めるところにより、これを処分することができる。但し、やむを得ない事由によりこの期間内に引き取ることができない所有者が、その旨及び相当の期間内に引き取るべき旨を申し出たときは、その申し出た期間が経過するまでは、処分することができない。」

狂犬病予防法で、登録してない犬を捕まえることができますが、
所有者がわかれば、引き取るよう通知することになり、
引き取らない場合にのみ処分できます。
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