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「 2008年06月 」 の記事一覧
2008.06.12 Thu
筆跡鑑定
引用
出典:高山市議の怪文書訴訟:藤江市議が逆転敗訴ー毎日新聞 2008年6月12日
複数の男性と関係したとのうそを怪文書に実名で書かれたとして、高山市の藤江久子市議(55)が松本紀史(きし)市議(64)を相手取り、慰謝料の支払いを求めた訴訟の控訴審判決が11日、名古屋高裁であった。西島幸夫裁判長は「松本市議が文書を作成、送付したとは認められない」として、松本市議に慰謝料の支払いを命じた岐阜地裁高山支部の1審判決を取り消し、藤江市議の請求を棄却した。

 怪文書は05年2月、高山市と9町村との合併に伴う増員選挙の際、当選した9市議に届けられた。1審判決は「筆跡鑑定の結果などを総合的に判断すると、松本市議が議会会派での多数派工作として文書を作成したと認めるのが相当」と、慰謝料50万円の支払いを命じた。

 だが西島裁判長は「筆跡鑑定は鑑定者の主観に左右されやすく、決定的な認定根拠となり得ない」と指摘。「松本市議が多数派工作をしなければならない理由はない」と判断した

以上毎日新聞より引用

筆跡鑑定を信用するか信用しないかで、地裁判決と高裁判決の結論が逆転したようです。
私の経験でも、筆跡鑑定というのは、鑑定者によって、まったく逆の鑑定をされたことがあります。その意味では、高裁判決の方が常識的な判断でしょうね。
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2008.06.10 Tue
不法原因給付
引用
出典:ヤミ金の貸付は「不法原因給付」ー2008年6月10日産経新聞
指定暴力団山口組系旧五菱会のヤミ金融事件をめぐり、被害者11人が賠償を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷(那須弘平裁判長)は10日、悪質な不法行為に当たる貸し付けは、利息だけでなく元本を含めて返済分全額を賠償すべきだとする初判断を示した。そのうえで、賠償額算定のため、審理を高松高裁に差し戻した。

 この訴訟では、四国に住む11人が「ヤミ金に異常な高金利を取られて被害を受けた」として、旧五菱会幹部で“ヤミ金の帝王”といわれた梶山進受刑者(58)に約3500万円の賠償を請求。賠償の対象が、利息だけなのか元本も含まれるかが、争点になっていた。

 那須裁判長はまず、社会倫理や道徳に反する行為にあたる場合、「(貸し手などが)渡した物は返還請求できない」と規定した民法の「不法原因給付」を検討。「違法行為の過程で被害者が利益を得ても、加害者は返還を求められないのだから、この利益分を差し引くのは法の趣旨に反する」と判断。

 そのうえで、梶山受刑者らのグループを「著しい高金利で多額の利益を得るという反倫理的な不法行為の手段として、被害者に元金を貸し付けていた」として、元金貸し付けが不法原因給付に当たると認定。「元金分の利益を被害者が得ても、それを賠償額から引くことは許されない」と結論づけた。

以上産経新聞より引用

不法原因給付にあたれば返す必要はないし、損害賠償から差し引くこともできない。

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2008.06.09 Mon
道交法違反の反則金を納付していたのに起訴された
引用
出典:間違えて起訴し有罪確定 最高裁が公訴棄却ー2008年6月9日産経新聞
道路交通法違反(過積載)と業務上過失致死傷の罪で有罪が確定した男性(46)が、道交法違反の反則金を納付していたのに起訴されたのは法令違反だったとして、最高裁第1小法廷(甲斐中辰夫裁判長)は9日、道交法違反について公訴棄却の判決を言い渡した。検察側が気づき、但木敬一検事総長が非常上告していた。非常上告は今年2件目。

 判決によると、男性は平成18年8月25日昼、岡山県倉敷市の山陽自動車道下り線で、規定量を超える廃プラスチック類を積んでトラックを運転。玉突き事故を起こし、1人を死亡させ3人にけがを負わせた。

 男性は道交法違反と業務上過失致死傷罪で起訴された。岡山地裁は昨年12月、業務上過失致死傷罪で禁固1年、執行猶予3年、道交法違反の罪で罰金7万円の判決を言い渡して確定。しかし、男性が起訴前に道交法違反の反則金4万円を納付していたことが発覚した。道交法は、反則金を納付したら起訴されないと規定している。


道交法違反の反則金を納付していたのに起訴されたという間違いは結構あるんですね

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