大阪市北区にある関西合同法律事務所 弁護士歴30年井上直行のBlog エッセイならぬdessay です
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「家族 」 の記事一覧
2014.12.04 Thu
親権ってなに?
未成年の子の身上を監護教育し財産を管理するために、与えられた身分上、財産上の権利義務の総称です。
親権を行う者を「親権者」と呼びます。
父母が婚姻中は、原則として、父母が共同して親権を行使します。
父母が離婚するときには、父母のうち一方を親権者としなければなりません。
双方が親権者としての地位を取り合うときは親権者を決めないままには離婚することができません。
調停で話し合いがつかなければ裁判所が一方の親を親権者に定める審判という判断を下します。





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2014.11.25 Tue
夫が生活費を入れてくれません どうすればいいですか
結婚している間の生活費を「婚姻費用」といいます。
夫婦は、その資産、収入、その他の事情を考慮して、婚姻費用を分担する義務があります。
婚姻費用が払われない場合,相手方の住所地を管轄する家庭裁判所に「婚姻費用の分担請求調停」を申し立てます。
具体的な額は,子供の人数や夫婦双方の収入額等によって変わってきます
家庭裁判所で話し合いがつかない場合は、裁判所が審判によって金額を決定することになります。



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2012.02.21 Tue
家裁が過失
引用
出典:後見人横領 家裁に過失 国へ賠償命令
交通事故で脳に障害を負った広島県福山市の男性(55)が、成年後見人のめい(42)に預金を横領されたのは広島家裁福山支部による監督などに問題があったとして、国に約3500万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が20日、広島高裁であった。

 宇田川基裁判長は、めいには知的障害があり、横領の発覚後、同支部がめいを適切に監督するのを怠ったとして、請求を棄却した1審・広島地裁福山支部の判決を変更し、国に231万円の支払いを命じた。成年後見人による不正行為は相次いでいるが、後見人の監督責任をめぐり、家裁の過失が認められるのは異例。

 控訴審判決によると、めいは2003年12月、交通事故で寝たきりになっていた男性の財産を管理する後見人になることを家裁福山支部に申し立て、04年3月に選任された。

 宇田川裁判長は、同支部の家事審判官が、横領が発覚した06年3月以降も、キャッシュカードなどをめいに所持させたままで横領の防止措置を取らなかったとし、その間に男性の預金から231万円が引き出されており、「家事審判官の過失は明らか」とした。

 めいは05年2月~06年8月に男性の預金から約3800万円を着服したとして、09年に業務上横領罪で懲役1年8月の実刑判決が確定している。

 知的障害のあるめいを後見人に選任した点について、宇田川裁判長は、横領事件で刑事責任能力が認められたことなどから、「訴訟の判断に直接影響を及ぼす事情にはならない」とした

以上 2012年2月21日 読売新聞 より引用

成年後見人を選任して監督するのは、家庭裁判所であるけれども
適正に監督するだけの人的態勢をまったく整えていない
家裁の過失が認められるのは異例だけれども、氷山の一角にすぎない

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2011.10.10 Mon
婚外子の相続差別 違憲…大阪高裁決定
引用
出典:婚外子:差別は「違憲」…同等の相続認める 大阪高裁毎日新聞 2011年10月4日

結婚していない男女の子(非嫡出子=婚外子)の相続分を結婚している夫婦の子(嫡出子)の半分とする民法の規定について、大阪高裁が遺産分割審判への抗告に対し、法の下の平等を定めた憲法に反するとして、婚外子にも同等の相続を認める決定を出したことが分かった。最高裁は95年、婚外子の相続規定を合憲と判断。これに対し、高裁の赤西芳文裁判長は「嫡出子と婚外子の区別を放置することは、立法府の裁量判断の限界を超えている」と是正の必要性について言及した。

 高裁決定は今年8月24日付。決定理由によると、婚外子の父親が08年に死亡し、遺産相続の話が持ち上がった。父親には婚外子のほか、妻と嫡出子3人がおり、妻が遺産分割を求めて昨年5月に調停を申請。不調に終わったため大阪家裁での審判手続きに移行した。家裁は民法の規定を合憲と判断して相続割合を決め、婚外子側がこれを不服として抗告していた。

 赤西裁判長は、親子関係に対する国民の意識も多様化していて民法の規定が法の下の平等に反すると判断。「子の法律上の取り扱いを嫡出子か婚外子かによって区別することはいわれない差別を助長しかねない」と指摘した。その上で家裁判断を変更、婚外子に嫡出子と同等の相続を認めた。

 これに対し、妻側は最高裁に特別抗告せず、決定は確定している

以上 毎日新聞より

法改正がなされるべきであろうが、保守政党の反対で、早期になされる見込みは見えにくい。
今後は、個別の案件について、非嫡出子の相続分につき争いが生じたときは、高等裁判所の決定がある以上、嫡出子と同等の権利を求めていくことが同然の実務になろう

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2007.04.11 Wed
親子とはなにか
テレビ朝日の記者から電話がありました。

記者:先生のブログで、母子関係・父子関係 2006年09月05日 を拝見したのですが・・
井上:なんでしょうか
記者:今日、タレントの向井亜紀さん夫妻が記者会見するんですが、どうなると思いますか?
井上:どうなるって?そんなもんわかるわけないじゃないですか!
記者:認知するんでしょうか?
井上:認知は父たる男性がするもんです。向井亜紀さんは母子関係を認めてほしいと言ってるわけですから、認知してもしょうがないでしょう。
記者:最高裁の言った特別養子縁組でしょうか?
井上:日本での母子関係・親子関係を法律的に作り出すなら、特別養子縁組しかないでしょう。
記者:それをすれば日本国籍は得られるのですか?
井上:特別養子縁組は、実子と同じ権利関係を形成しますから、日本人の子となる以上は、日本国籍を得られます。
記者:ありがとうございました。でも向井亜紀さん夫妻はどうするんでしょうね
井上:そりゃ会見を聞けばわかる話でしょ

母子関係・父子関係 2006年09月05日 で書いたように、
母とは、母として育てる関係にある人です。。
その観点からいえば、子宮を貸しただけで育てる意思も、育てる関係性もない代理母シンディ・ランディードさんは「母」にはなりえません。
向井亜紀さんだけが「母」です。

それを法律関係に反映させるには、代理母と育てる母との間で特別養子縁組をするのが適当だと思います。

向井夫婦の会見はどうだったのでしょうか?
引用
出典:代理出産の向井夫婦“自称親子”宣言ー2007年04月12日付スポニチ紙面記事
向井は、法律上2人の子供となる特別養子縁組の手続きは当面とらないとした上で「“自称・親子”として立派に育てていきたい」と宣言。
高田は「ぽっくり逝くかもしれないから」と遺言を書くことを明かした。
成長した子供たちが養子縁組を望むケースも想定されるため、向井は「6歳の在留資格更新時まで考えていきたい」と含みを持たせ「子供がアメリカで生活したいと言えば、移住も考える」と話した。
以上スポニチより引用


遺言・在留資格更新・米国移住または養子縁組というのが向井夫婦の当面の選択のようです。
親子関係の法的内実は、扶養と相続ですから、こういう方法もありうる選択だと思います。

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